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■『若者の再犯防止と立ち直り支援について話をしよう』を開催します■

2019年01月18日

再犯防止・自立支援
2月2日に、実際に少年院・刑務所に入っていた若者にストレートに「過去」「いま」「将来」を語ってもらうイベント『リ・チャレンジ 〜若者の再犯防止と立ち直り支援について話をしよう〜』を企画しました。 私が共同代表を務めている「NPO法人なんとかなる」は、親と一緒に暮らすことのできない若者の自立支援を行うことをミッションにしています。その中でも、特に支援が難しいのは少年院・刑務所を出て家に戻れない若者達です。なぜなら、偏見や誤解に基づく印象があり、「加害者であった」という過去も含めて、一般の方からは同情も集まりにくく、課題への当事者意識(自分ごと化)を持ちにくいからです。 とはいえ、彼らが再犯に走れば、地域社会の安寧は脅かされます。そこで、よく起きる議論は「厳罰化」ですが、これは「彼ら」と「私たち」の間に明確に線を引き、「彼ら」を塀の向こうにもっと押し込めようとする議論の方向性です。 けれども、すでに刑罰の厳罰化が犯罪の抑止につながらないということは、多くの学術論文でも取り上げられていて、私も少なくとも軽犯罪など犯罪の種類によっては刑罰の軽重と犯罪発生率に因果関係がないと考えるに至っています。 だからこそ、彼らの立ち直りを社会としてどう受け止め、支援していくことができるかが、大事な議論の方向性ではないかと考えています。 ただ、そうは言っても、机上の議論をしていても意味がありません。実際に当事者の話をよく聞いて、彼らが過去にどうだったのか、今何を考えどのような支援を求めているのか、そして将来は?、といったことをフラットな心持ちで耳を傾ける必要が、まずあるのではないでしょうか。 ということで、実際に少年院・刑務所に入っていた若者3名に生々しく赤裸々に語ってもらうイベントを企画しました。当日は、社会課題をツアーで学ぶ機会を提供している一般社団法人リディラバの安部敏樹さんにも登壇していただき、具体的な支援のあり方も深掘りしていければと思っています。 詳細は、下記のリンクにありますので、ぜひご興味ある方はこちらからお申し込みください! https://nan-toka-naru001.peatix.com/ 【イベント詳細】 [日時]2019年2月2日(土) 13:30- (受付開始:13:00) [会場]social hive HONGO https://www.facebook.com/socialhiveHONGO [住所]東京都文京区本郷三丁目40番10号三翔ビル本郷4階 小野田髙砂法律事務所内 [参加費]1000円 ※懇親会(軽食)費用含む ※NPO法人なんとかなるのもう一人の共同代表の岡本が時事通信で取り上げられました!こちらも併せてご覧ください! https://www.jiji.com/jc/v4?id=201812geshounen0003
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